京都民医連ケアマネージャー交流集会(実行委員会主催)が7日、京都市中京区の近畿高等看護専門学校で開かれ、80人が参加しました。 
 昨年4月の介護保険制度改悪のもとで少しでも改善をかちとった事例を交流し合い、利用者を守り、09年の新たな制度見直しで改悪を許さない、たたかうケアマネージャーを養成していこうと開かれました。
 大阪社会保障推進協議会の日下部雅喜さんが「介護保険改定とケアマネージャーの役割」と題して講演。予防重視が制度改定の目的とされたが、その効果は上らず要介護2から3が急増。しかし給付額は12億円も減少していることをあげ、「軽度者切り捨ての負担増で、介護保険の利用者本位の制度が終焉」していると批判し、ケアマネージャーは「利用者の現実から出発し、必要なサービスは断固守る。制度は活用し、変革することが必要」と強調しました。
 西の京老人保健施設の小林直行実行委員長が交流集会に向けておこなったアンケート結果とそれをもとにした問題提起を行いました。
 参加者は、9つの分散会に分かれて交流を行いました。