新婦人京都府本部(末松弘子会長)は19日、「学ぼう・食べよう 産直フェスタ」を京都市内で開き、220人が参加しました。
 「港から見える食事情」と題して、神戸税関のOBで兵庫食健連の柳沢尚事務局長が講演しました。柳沢氏は、輸入食品の不正表示や偽装、農薬汚染などの背景に、日本の食糧自給率の低下があることを指摘。特に穀物の自給率が28%と173カ国中130番目にまで低下しているにもかかわらず、生産せずに輸入に頼る農政を批判しました。
 その上で、食の安全と自給率の向上をめざす新婦人の産直運動を評価し、「子や孫の将来を見据えた運動であり、大きく広げてほしい」と話しました。
 また、BSE市民ネットワークが輸入牛肉の現状や危険性を告発する寸劇を披露したほか、新婦人西京支部の食育劇団「もぐもぐ」が食のバランスなど食生活の見直しを啓発。
 産直ランチタイムには、野菜や豆腐でつくった食品、国産小麦のうどんなどが並び、産直品の試食、販売で賑わいました。