4月28日と29日の二日間、京都市南区の桂川左岸に隣接する広大な鳥羽水環境保全センター(下水処理場)が一般公開され、大勢の人が咲き誇る藤の花を堪能していました。同センターでは1987年に藤3本、92年には福島県白河市より33本が植栽され、36本の藤が長さ120メートルの藤回廊など併せて約1000平方メートルの良く行き届いた藤棚に満開の紫の花房を垂れています。
 28日は午後から天候が怪しかったですが29日は一日中晴天で太陽が降り注ぐ回廊には垂れ下がる藤の花が太陽に輝いて、棚下のベンチに座り込んでじっと花を見上げる人、写真を撮る人、クイズラリーを楽しむ親子連れなどで賑わっていました。両日とも処理施設見学コースや子供広場でのフワフワに、マジックショーや市立芸大の金管アンサンブルの演奏、無料の冷たいお茶が振るまわれたりと、子どもたちや年輩者にとっても楽しい広場になっていました。(仲野良典)