「姉小路界隈を考える会」と「NPO法人都心界隈まちづくりネット」は22日、中京区の京都御池中学校で東京・神楽坂のまちづくりをテーマに、講演会・シンポを行い、35人が参加しました。
 新宿区という都心ながら江戸末期の道筋が今も残り、泉鏡花や夏目漱石など文人墨客に愛された情緒あるまち並みを守る活動をしている「NPO法人粋なまちづくり倶楽部」の寺田和弘理事長が、まちに賑わいを取り戻そうと、度重なる高層マンション建設の中でも、「伝統と現代がふれあう粋なまち」を目指すまちづくり憲章を定め、現在は高さ制限を強化する地区計画策定を進めているなど活動を紹介しました。また、京都市の新景観政策について、「大変感銘を受けた。全国に波及するし、まちづくり運動の励みになっている」と激励しました。
 シンポでは、寺田氏と柊家旅館女将の西村明美さん、京都市都市計画局景観創生監の福島貞道さんらが、マンション建設による中心市街地の町並みの変容や新景観政策などについて意見を交わしました。