障害のある子どもたちが養護学校などの寄宿舎で仲間たちと過ごす様子を紹介する写真展が15日午後5時まで、右京区嵐山の「ぶらり嵐山」で行われています。障害児学校・父母交流集会実行委員会が主催し、寄宿舎の意義と必要性を市民に理解してもらおうと、初めて取り組んでいるものです。
 写真は府内にある6寄宿舎(養護3、盲1、聾学校1、盲・聾1)で、食事や掃除など日常生活をはじめ、放課後のレクリエーション、サークル活動などに取り組む子どもたちの姿を紹介しています。
 現在、府下の養護・聾・盲合わせて14学校のうち寄宿舎は6学校にしかありません。遠隔地の子どもの宿舎としてだけでなく、仲間との共同生活を通じ発達と学習を助ける場として、寄宿生活を希望する保護者の声が少なくありません。ところが、府が職員の採用を抑えるもとで、受け入れ体制がなく入舎できる人数が限られています。
 企画した宿舎指導員の女性は、「子どもたちの成長にとって、大きな役割を果たす寄宿舎について、市民に関心を持ってもらえれば」と話しています。
 無料。問い合わせはTEL075・873・1232。