介護保険制度の改悪で、介護ベッドを取り上げられた軽度の要介護者が、4月から実施される利用制限の一部緩和に喜びの声をあげています。
 日本共産党の山内佳子府議、井上けんじ、藤井佐富両京都市議は29日、昨年10月に介護ベッドを取り上げられた京都市南区の清水千鶴さん(83)=要支援2=宅を訪問し、厚生労働省が福祉用具貸与の利用制限を一部見直したことを報告すると、清水さんは、「もう取り上げられんですむの?」と尋ね、ほっとした様子でした。
 清水さんは、介護ベッドを取り上げられて以降、体調をくずし、今年1月末に緊急入院。1カ月後に退院し、介護認定が1ランク重くなったため、介護ベッドの給付が可能になりました。厚生労働省が介護ベッドの利用制限の緩和を検討している最中のことであり、4月からの緩和実施で、継続して利用できる見通しです。
 清水さんは、高齢になると誰でも腰やひざが痛くなることを話し、「共産党の議員には、府・市議会で、自治体独自の補助制度の実現などよくがんばってもらった。80歳以上には必要な人が利用できるように改善したほしい」と話しました。