「戦争は二度とイヤ!憲法九条は“戦争をしない”誓い 平和のメッセージ」をテーマに、「3・8国際女性デー京都集会」が9日、京都市内で開かれました。
 伊藤啓子同実行委員長はあいさつで、3月8日が平和を求めて立ち上がる、世界の女性の連帯の日だと話し、安倍政権が狙う改憲の動きに反対し、二度と戦争の道を繰り返さない運動を大きくしようと呼びかけました。
 「中国残留孤児国家賠償請求訴訟について」と題して、同京都原告団の奥山イク子団長が、日本政府の起こした戦争によって45年間も中国に取り残された辛い経験と裁判に至った経緯を涙ながらに報告。世界平和と人類共生社会の大切さを考えることと同時に、人間として生きる権利の大切さを強調しました。
 同京都訴訟の弁護団長の久米弘子弁護士が、中国「残留孤児」をつくった歴史と日本政府の責任を説明し、裁判支援を訴えました。
 また、イラクで戦死した息子の母で米国で反戦行動をするシンディー・シーハンさんの紹介DVDを視聴。中国の竹笛演奏家でテノール歌手の楊雪元さんによる平和の願いを込めたミニコンサートも行われました。