21日は、弘法大師が没した日にちなんで東寺(教王護国寺)で縁日が開かれます。大勢の参拝者目当てに東寺境内外には千数百軒の露天が並びます。朝から晴天で暖かくすっかり春めいた陽気に誘われて大勢の人たちが参拝に訪れています。参拝者はまず金堂や食堂(じきどう)、南大門西側にある修行中の大師銅像を拝み、線香の煙を頭にふりかけて健康と家内安全を祈願してからじっくりと露天巡りを楽しみます。
 暖かい太陽があたる食堂前に座る年配の夫婦は「高槻からきました。だいたい毎月参拝にきてます。今日でちょうど50回です。四国88寺巡りもしたし、西国33ケ寺も回ったりで元気。それにしても今日はホントに暖かいですね」とニコニコ顔でした。(仲野良典)