「日の丸」「君が代」押し付け問題を考える集いが14日、京都市内で開かれ、70人が参加しました。
 自由法曹団京都支部や京都教職員組合、新婦人府本部、京都母親大会連絡会など20団体が参加する「『日の丸・君が代』の押し付けに反対する懇談会」の主催によるもの。
 国歌斉唱義務不存在確認等訴訟弁護団の白井劍弁護士が、「『日の丸・君が代』強制反対予防訴訟のとりくみと東京地裁判決の意義」と題して講演しました。
 白井氏は、国旗・国歌の押しつけに従わない自由を真正面から認めた東京地裁判決は、普通の裁判官が、国民の多数が共有する常識に従って考えれば当然の判断を示したものと指摘。改悪された教育基本法も、憲法に適応されるよう解釈されねばならないことを示し、「悔いを残さないよう押しつけ反対の運動をがんばろう」と訴えました。
 主催者から、▽京都府、京都市両教育委員会、各学校への「日の丸」「君が代」の押しつけに反対する申し入れ活動▽校区での教育懇談会の開催▽子どもが主人公の卒業式・入学式の創造にむけた父母・教職員の協力―など4つの行動が呼びかけられました。