京丹後市の女性が、同市の中山泰市長によるセクハラで精神的苦痛を受けたとして、同市長を相手取り慰謝料を求めていた訴訟で、同市長が原告女性に「陳謝する」とした内容の和解が10日、両者間で成立しました。
 この事件は、市長から髪や身体を触られるなどのセクハラ被害を受けた女性が、その精神的苦痛に対する損害の賠償を求め、提訴したもの。同市長は、「深く自戒反省するとともに、市政の信頼回復のため全力をつくす」とのコメントを発表しました。
 原告の女性は、裁判官が一連の性的行為があったことを認め、市長が一連の行為を自ら認めて陳謝する和解案に同意をしたことで、「私の思いは成し遂げられた」と和解案受け入れの理由を述べています。