ミシン・ガスレンジ台・フライパン・毛布・米びつ・灯油ポリ缶・スタンドハンガー・ワープロ機器・テーブル・車シート・新聞紙・雑誌・本・古着・郵便物─。家庭から出るゴミが東山ドライブウエーの道路沿いの山中に捨てられています。不法投棄は従来は業者ゴミやハイカーの捨てるゴミも多かったのですが、最近は家庭ゴミが目立っています。
 東山の自然と景観を考える会(岩森勇会長)は17日、将軍塚下の道路で不法投棄ゴミの撤去活動を行い、半日の作業で大型ゴミ8点と大型ゴミ袋で52杯分の投棄ゴミを撤去しました。同会は3年前から、「投棄ゴミに泣く東山、これでは観光都市京都の恥。東山の自然と景観を守ろう」と活動を行っており、定期的に行っている不法投棄ゴミの撤去活動は今回で7回目になります。会員は道路沿いの急勾配で足場の悪い山中に入り、捨てられているゴミを汗だくになって回収しています。(写真)
 参加した会のメンバーは、「きれいにした場所に再びゴミが投棄されている。前回パトロールした時は捨てられていなかったのに、ゴミ袋有料化になってから家庭ゴミの不法投棄が増えてきた」と話していました。
 会からの連絡で警察署員もかけつけ、ゴミの不法投棄の現場を確認しました。また、ゴミの撤去活動に対し通行する車のドライバーからも激励の声がかけられていました。(鏡山次郎)