メーデー事件、三井三池争議をはじめ、NTT11万人リストラ「合理化」配転事件などを担当し、法曹界第一線で活躍する坂本修自由法曹団前団長を講師に招いた憲法講演会が8日、京都革新懇主催で開かれました。
 坂本弁護士は、「安倍政権と憲法問題―改憲と集団自衛権行使の危険な本質」と題して話しました。安倍首相は、「日米同盟は血の同盟」として改憲を任期中に行おうとする極めて危険な人物であると指摘。自民党「新憲法草案」について、イラク型の戦争をアメリカと一緒に出来るようにするとともに、銃口を国民にも向ける「〝牙〟を生やす憲法」などと厳しく批判しました。
 CM放送の自由化をしてタレントを使った大規模な改憲PRなども企まれていることなど〝改憲派〟の動きを見ながらも、憲法9条改憲を望む国民は極めて少数という事実に立ち、「世界と歴史の視野」で思想信条の違いを超えて共同していけば、改憲は阻止しうると強調しました。