信楽香仁・鞍馬寺貫主や永田萠・絵本作家ら「憲法9条かえないで 京都の女性17人のアピール」(04年12月)に名を連ねた14人を中心に「京都女性九条の会」の発足集会が1日、京都市左京区の京都教育文化センターで行われました。
 つどいでは、「私と9条」と題して、NPO法人京都コリアン生活センターエルファの鄭禧淳(チョンフィスン)さん、画家の落合峯子さん、弁護士の久米弘子さんが話しました。
 鄭さんは、日本人でない者が改憲論議に意見することをためらったが、教育基本法を改悪する動きに戦争への道に通じる危機感を感じていることを話し、「9条は世界遺産です。9条を守る精神を眠らせずがんばりたい」と訴えました。
 落合さんが芸術活動と平和運動について話し、久米さんは、中国残留孤児が国に国家賠償を請求している訴訟で同日、兵庫訴訟に国の責任を認める判決が出たことを紹介。「戦争は何だったのかを知ってほしい」と話し、憲法改悪の手続きのための国民投票法案の危険性などを訴えました。
 つどいに先立ち、京都市立芸術大学の留学生、楊雪元さんが中国の竹笛と歌を披露し平和を願いました。
 「京都女性九条の会」の連絡先は、TEL075・761・8852(京都母親連絡会内)。