日本共産党京都府委員会は26日、京都市中京区で「子育て・教育あったかトーク」を開き、子どもを含め約100人が参加しました。
 中山徹・奈良女子大助教授が、「格差社会と子どもたちの未来」をテーマに講演し、成宮まり子党参院京都選挙区候補が、子育て応援プランのための提案を行いました。
 中山氏は、教育や保育分野で親の経済力による格差が進行していることを紹介し、これまで平等な保障が目指されてきた教育、医療、福祉の分野が、「親の金次第の社会に変えられていいのか」と批判。主体者参加をつうじて行政を変えることが打開の道だと話しました。
 成宮候補は、幼児虐待死やいじめによる自殺など子どもと家族をめぐる問題の解決に向け、児童相談所や母子支援施設などを訪問、懇談したことを紹介。子育て応援や少子化克服に求められる政治の課題として、▽若者世代に人間らしい働き方を▽子育てにかかる経済的負担の軽減▽児童虐待防止にむけた体制とネットワークの強化▽子育て家族への支援▽産科不足の解決、小児救急医療の拡充―の5つの視点を提案。子育てしやすい京都をつくるため力を合わせたいと決意を語りました。