職員による犯罪・不祥事が相次いでいる京都市で、この問題について徹底的に審査を行った市議会9月定例会の閉会(6日)以後、新たに2人の市職員が逮捕されました。今年度の市職員の逮捕者は12人。不祥事根絶に向けた「抜本改革大綱」の不十分さが明らかとなりました。
 逮捕された2人は、左京区役所の生活保護ケースワーカーと中京区の保育士。ケースワーカは7日、飲酒後にナンバープレートのないバイクを運転し、一方通行を逆走。酒気帯び運転などの道路交通法違反の容疑で逮捕されました。保育士は、今年6月に中京区内の診療所で現金35万円の入ったかばんを盗んだ疑いで、12日に逮捕されました。
 こうした事態を受け、6日に設置された市議会「市民の信頼回復と服務規律に関する調査特別委員会」は16日10時から初会合を開きます。日本共産党の井坂博文、加藤広太郎、赤阪仁の各議員が質問に立ち、市長の責任を徹底的に追及します。