ノーベル物理学者・湯川秀樹、朝永振一郎両氏(故人)の生誕百年を記念し、4日から京都大学総合博物館(京都市左京区)で両氏の業績を顕彰する企画展(京都大学主催)が開かれます。
 朝永氏は、1906年3月31日生まれ、湯川氏は翌年1月23日生まれ。両氏はともに第三高等学校、京都大学に学んだ同級生で、卒業後京都大学で研究者としてスタートしました。湯川氏は中間子理論を発表し、49年ノーベル物理学賞を受賞。朝永氏は、くりこみ理論の手法を発明し、65年同賞を受賞しました。
 企画展では、両氏のノーベル賞の書状とメダル、直筆ノート、筆、実験器具などを展示するほか、写真をふんだんに使ったパネルで足跡をたどります。
 07年1月28日まで。月・火曜休館。開館時間 =9時半から午後4時半(入館は午後4時まで)。入場料=400円、高大生300円、小中生200円。同博物館TEL075・753・3272。