印刷・出版関連産業に働く労働組合が上部団体の垣根を越えて結集した「全京都印刷・出版関連労働者ネットワーク」(略称=京都印刷・出版ネット)が15日、発足しました。同日の結成総会には労組員50人が集まり、結成宣言、規約、役員などを確認し、新組織の発展を誓い合いました。 「京都印刷・出版ネット」結成を呼びかけたのは、京都の19職場の労働組合で、上部団体に属さない2つの中立組合も含まれています。印刷産業と出版産業は「情報・メディアの制作・発信」という面で関連が強く、労働者の要求にも共通性があり、ともにたたかうことで生活・労働条件改善をはかろうと結成準備を進めてきたものです。  同ネットワーク議長に選出された全印総連京都地連委員長の上廣豊司さん(大光印刷労組副委員長)は、「従来の労働組合の枠だけではなく京都の地で働く正規・非正規を問わずすべての印刷・出版関連の労働者に参加を訴えたい。今回のネットワーク結成を機に、京都から連帯を広げていこう」と呼びかけています。(大崎竜二)