京都国際マンガ展が12日(火)から京都市美術館別館で開催されています。
 初日にはたくさんの人たちが訪れて、日本や各国の作品に見入っていました。特に戦争と平和の作品や欺瞞と真実などのテーマが多いようです。中でもポーランドのパウェル、クチンスキー作「車いすのハト」が注目されていました。
 このマンガについては、アーチストで参院京都選挙区候補の成宮まり子さんが「クチンスキー作品は、単に平和の象徴というだけでなく、踏みにじられてもなお、その輝きを失っていない国連憲章や日本国憲法9条の存在が、むしろ世界の人々の『希い』となる時代に入っている、ということまで連想させる」(「週刊しんぶん京都民報」06年9月10日付)と賞賛の声を寄せています。
 第7回目を迎えていよいよマンガの本領を発揮した作品群で、「おもしろさ、そして平和への真剣さが感じとれ」ます。
 *24日(日)まで。入館時間は午前9時~午後4時半。(仲野良典)