韓国の国民的詩人、尹東柱ゆかりの宇治川天ヶ瀬つり橋近くに来年5月に記念碑を建立しようと運動を進める「詩人尹東柱を偲ぶ京都の会」と「詩人尹東柱記念碑建立委員会」は、10日(日)午後1時半からゆめりあうじ(JR宇治駅前)で運動開始1周年を記念して集会を開きます。
 尹東柱は、同志社大学に留学中の1943年に母国語で詩を書いたことを理由に治安維持法違反で逮捕され、45年2月福岡刑務所で獄死。逮捕直前に学友と天ヶ瀬つり橋を訪れていたことから同会は、同橋近くに記念碑を建立しようと昨年9月から運動をスタートさせ、これまでに募金約350万円(目標700万円)を集め、碑のデザインも決めています。
 10日の集会の第1部では、尹東柱の詩をハングルと日本語で朗読。韓国民族楽器の演奏などが行われます。2部では、「私と朝鮮・韓国」と題して仲尾宏・京都造形芸術大学客員教授が講演します。参加費は一般1000円、学生500円。問い合わせはTEL0774・24・7094(紺谷)。