20060819-04.jpg 詩人choriさんと大蔵流狂言師茂山童司さんが脚本、演出を手がけ、自ら出演する演劇「青海波ーあさきゆめみし」が18日夜、府民ホールアルティで開かれました。
 同舞台は、源氏物語「須磨」の巻をベースにしたもの。政変で須磨に蟄居(ちきょ)した光源氏を慰めようと、親友・頭中将(とうのちゅじょう)がスーツ姿、カーリーヘヤー、サングラスなどの現代ファッションに身を包み「ポエムさん」となって現れるという奇想天外な設定です。
 童司さんが光源氏に扮(ふん)し狂言調で語るのに対し、choriさんはアメリカ人もどきのあやしい日本語で情熱的かつコミカルに語ります。古典を現代風に解釈したストーリー展開や、2人のキャラクターの違いなどの面白さで、終始笑いを誘っていました。
 choriさんは「コメディーは初挑戦でした。笑いを取るとこんなに気持ちいいものなんですね。普段笑いを取っている童司君がうらやましく思えました」と語り、童司さんは「ユニットとしてのかみ合いが出てきた感じ。お客さんが少しでも喜んでいただけたら光栄です」と話していました。
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 choriさんと童司さんのファンクラブ「chori/童司クラブ」が18日発足しました。
 入会などの問い合せはミホプロジェクト内同クラブ事務局までTEL075・212・4456。