福知山市土地区にあった旧海軍福知山飛行場(石原飛行場)の搭乗員待機所「掩体壕」を保存する活動を続ける「掩体壕を保存する会」は10日、集めた305人分の署名を第1次分として市に提出しました。
 この日の提出は、田中稔、田中正美、芦田久男、大槻知行の4氏が行いました。芦田さんは「あの戦争を伝えていくための地域の大事な財産。現在の場所が無理なら、別の場所に移設してでも残してほしい」と要望。市は「現状のままの保存はむずかしい」としながらも、戦跡の価値は認め、「モニュメント的に残すことなど検討はできる」と見解を示しました。芦田さんは「貴重な戦跡を壊すと将来にわたって汚点を残す。ぜひとも残すように」と求めました。