綾部市教職員組合は14日、同市林業センターで「人間と性」教育研究協議会代表幹事の関口久志氏を招き、性教育学習会を行いました。
 綾部市の各校で昨年、「小学3年生では『性交』という言葉は教えない」と、年度途中で指導計画を変更。教員や父母がこの指導事項変更の狙いや性教育そのもについてしっかり学ぼうと開いたものです。
 関口氏は、「いま、性教育から学ぶことがいっぱい! 性教育から日本の教育が見える そして、綾部の性教育は今?」と題して講演。性の問題行動の背景には「安らぐ居場所が家庭などにない」などの子どもたちのつらさがあること、性的被害を受けた子どもの心の傷への対応、義務教育段階で性教育を徹底することの重要性など強調しました。また、性教育へのバッシングは政治的なものであると批判し、「子どもたちのニーズに向き合い、保護者とともに性教育を創り上げるなら、それが主流になる」と話しました。(森本豊)