深刻な財政破たんに直面し4月に住民サービスの切り捨てと職員削減などの「緊急プラン」を発表した大山崎町で19日、「06町づくりシンポ」が開催され、約80人の町民が参加しました。大山崎まちづくり協議会が主催しました。
 基調講演で岡田知弘さん(京都大学教授)は「プランは定住条件を破壊し、町づくりの困難を深める」と、問題点を解明しました。
 保育所民営化の動きに対して「考える会」を結成した保護者と保育士の報告や、高速道路のグラウンド通過で建て替えを迫られている大山崎中学校の問題に取り組む住民運動、府営水道導入で高い水道料金に苦しむ水問題の課題などが提起され、フロアからも活発な発言が相次ぎました。
 その中で参加者は、「次世代のための町づくり」が、高齢者を含めて住民生活を支えるものとなることを確認し、それぞれの分野で悪政に歯止めをかける活動の大切さを確認しあいました。(真鍋宗平)