昨年9月に結成された「京都パート・非常勤ネット」主催の第2回学習会が15日夜、中京区のラボール京都で開かれ、83人が参加しました。
 「格差社会」と非正規雇用問題を考えるがテーマ。小寺美智子同ネット代表のあいさつの後、山家悠紀夫氏(暮らしと経済研究所主宰)が講演しました。
 山家氏は、「構造改革」政策とは、「企業がもうかるようになればいいという」ものだと指摘。所得格差、資産格差が開き、厳しい暮らしの状況や労働環境の悪化とその背景を詳しく説明し、▽正規雇用を原則に、雇用規制の強化▽残業規制の強化▽同一労働同一賃金や最賃の引き上げなど賃金の底上げ―を通じ、人が人らしく働けるための環境整備へと流れを変えなければいけない、と話しました。
 参加者は、わかりやすい話にうなずきながら聞き入りました。(向井忠夫)