「地域ユニオン確立で地域労働運動の前進をしよう」と、京都総評は3日、地域労働運動研究・交流集会を保養所きよみず=東山区=で行いました。
 初日は法政大学・大原社会問題研究所助教授・鈴木玲氏が「地域労働運動の時代?-国際比較の観点から」と題して講演。鈴木氏は、1980年代以降のアメリカ、イギリス、カナダなどの国での労働運動と組合の組織基盤の変化について述べました。その特徴として、製造業からサービス業への労働力の移動にともない、非正規労働者の増大があるとし、地域での労働運動の重要性が高まってきたと指摘しました。現在のアメリカでの地域労働運動の実態を紹介し、これからの日本の地域労働運動が注目されるとしました。 地域ユニオン作りについて、伏見、左京など各地の取り組みの様子が報告されました。集会は4日にも行われ、分散討論などを予定しています。