城陽市の山砂利採取跡地へ日本興産が「再生土」と称して産業廃棄物を搬入していた問題で、「城陽の水と土を考える会」(近藤泰雄代表)は2日、搬入された再生土の撤去などを求めて、山田知事に申し入れました。
 近藤代表ら同会のメンバー5人が府不法投棄等特別対策室に申し入れ。日本共産党の奥村守城陽市議、前窪義由紀、光永敦彦両府議が同行しました。同問題をめぐっては、府は5月19日、日本興産を産業廃棄物処理法違反の疑いで刑事告発。搬入された産廃の「再生土」について、上から1メートルほどの土をかぶせる処理(覆土)を行うとしています。
 一行は、府の告発は当然のことと評価した上で、地下水脈の真上にある山砂利跡地に大量の産廃が持ち込まれたことから、城陽市民の飲み水となる地下水への影響に懸念を示し、▽「再生土」の搬入実態や土壌検査の内容など全容資料の公開▽府市一体の検査体制の確立▽「覆土」ではなくすべての「再生土」の撤去――を求めました。