特攻隊の悲劇を伝える花を撮り続ける写真家の仲田千穂さん(24)の講演会「特攻花」が5日、龍谷大学で行われ30人が参加しました。同大学の平和サークル「PEACE☆龍」が平和や憲法9条のもつ意味を若い世代で考えようと企画したもの。
 仲田さんは短大在学中に、特攻隊の出撃基地となった喜界島=鹿児島=の「特攻花(テンニンギク)」のことを知って以来、5年間取材続けてきました。
 講演の中で仲田さんは、元特攻隊員に取材した様子や、島に住む若者たちと特攻の悲劇について語り合ったことなどを紹介。「特攻花に出会って平和や戦争について考えるようになった。私の写真が、同世代の人が平和について考えるきっかけになればと思う」と語りました。