与党が憲法改悪に向けての国民投票法案の上程を狙うなか、京都憲法会議、自由法曹団京都支部、憲法を守る婦人の会は29日、京都市下京区のキャンパスプラザで憲法記念春のつどいをおこない、市民ら230人が参加しました。
 つどいは、中島茂樹京都憲法会議事務局長のあいさつのあと、鞍馬寺の信楽香仁貫主が「戦わないという勇気―人類の至宝『日本国憲法』」と題してお話。「戦争がどれだけ恐ろしく、悲惨なものなのかよく見据えて、そうならないようにすること努力が勇気」と語りました。
 水島朝穂早稲田大学は講演の中で、憲法9条2項が▽広島・長崎の悲劇を受け、「軍事的合理性」を否定した先駆的なものである▽自由な社会の基礎を支える▽アジア民衆に対する平和の公約―と強調し、米国の押し付けによる性急な改憲への動きを批判しました。