「規制緩和万能論」「官から民へ」の医療版である、医療大改悪に対し、府内の医師会長が怒りの声を上げています。「社会的連帯で社会的反撃を」の第2弾。
 「医療費を抑制するための『医療制度改革』案には賛成できません。今の議論は、お金のことに終始しています。総医療費をきり詰めて、その枠内で行えというのでは、医療がいびつになると危惧していいます」と北丹地区医師会長の笹野満さん(丹後中央病院名誉院長)。
 「患者負担増は医療の理想から逆行しています。お金のない人は医療から締め出されるような『改革』は日本が培ってきた医療を土台から崩壊させるものです」と与謝地区医師会長の宮地道弘さん(宮地外科医院院長)。
 両医師会長とも府北部の深刻な医師不足を告発します。笹野さんは「対策が必要なんです。地域医療をどう維持していくのかを、真剣に考えるときです」と言い、宮地氏は「北部の医師不足と医療制度改悪は決して無関係のようには思えません」と…(詳しくは「週刊しんぶん京都民報」3月26日付)。