戦前、治安維持法に反対し、反戦平和、民主主義のためにたたかって右翼の凶刃に倒れた山本宣治の命日である5日、宇治市善法で「第77回山宣墓前祭」(実行委員会主催)が営まれました。全国から280人が参加し、山宣の遺志を継承し、改憲阻止、平和・民主主義を前進させるとともに、知事選勝利を誓い合いました。
 馬庭健司実行委員長は「9条を改悪し、日本を再び戦争する国に変えようとする動きが強まっている。私たちは山宣の遺志を受け継ぎ、改憲許さず、平和、民主主義守るたたかいに全力をあげる」と決意を述べました。
 治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟府本部の岡本康会長、民青同盟府委員会の長谷川幹常任委員、新社会党京都府本部の池内光宏書記長、日本共産党府委員会の西山とき子副委員長が弔辞を述べました。(写真=あいさつする馬庭実行委員長)
鶴見氏が記念講演
 同日、哲学者で「九条の会」よびかけ人である鶴見俊輔氏の記念講演「この時代に会う山本宣治」が同市内で行われ、280人が参加。鶴見氏は山宣の生き方を学ぶ重要性を強調しました。(講演内容は、「週刊しんぶん京都民報」06年3月12日付に掲載)