地球温暖化防止の京都議定書が発効して1年が経つ16日、市民が声を発して二酸化炭素など排出削減の速度を速めようと、「地球温暖化防止市民の広場」が河原町御池地下街の広場(京都市中京区)で開かれました。
 「地球温暖化防止京都ネットワーク」と「気候ネットワーク」が主催したもので、100人以上の市民が参加し、メッセージも300近く寄せられました。
 「気候ネットワーク」の浅岡美恵代表が、「最初の削減目標期間である2010年もあとわずか。京都からさらに削減のスピードを上げるために動いていこう」とあいさつ。「蒼い地球に生まれて」と題した「みやことようこのミニコンサート」が開かれました。
 地球温暖化防止をテーマにしたリレートークでは、エコリーグや京都府宗教連盟、コンシューマーズ京都や環境市民、新日本婦人の会などの代表がそれぞれの思いや活動を報告し、二酸化炭素などの温室効果ガス排出削減に向けて、社会の仕組みや暮らし方の転換を訴えました。
 「市民の広場」には、「行き過ぎた使い捨て生活、企業を変え、原発に頼らず、温室効果ガス6%削減を」「京都議定書は始まりに過ぎない」「ゴミ袋有料化をやめ、ゴミ減量に真剣に取り組んで!」など市民から寄せられたポスターや絵手紙のメッセージが展示されました。