自民党衆院議員で京都府農協中央会会長の中川泰宏氏が、どう喝と脅しで農協職員に労働組合脱退を強要する「労働組合つぶし」を公然と行っていることに、農協労組は京都府労働委員会に救済を求める申し立てを行い、たたかっています。法を守る責務がある国会議員の不当労働行為に怒りが高まっています。
 不当労働行為は、2004年秋からの京都丹後農協と京都農協の合併計画が進む中で繰り返し行われてきたものです。農協側は管理職による「職員会」なる組織をつくり、幹部職員が職場で組合員への労組脱退工作と「職員会」加入の強要をしてきました。
 中川氏も自ら労組役員にたいし「早く職員会を作って私と話し合おう。労使交渉は行わない」「地労委申し立てても得にならんやろ」「農協労組なんか飯食わせてくれへんぞ」などと、どう喝しています。
 農協労連と京都総評は、中川会長の労組敵視、反社会的な姿勢を抗議・告発し、早期解決を求めて運動を強めています。
 (「週刊しんぶん京都民報」05年11月13日付に特集記事を掲載)