討論会で政策を訴える藤井候補(3月16日、京都市上京区)

 京都府知事選(4月5日投開票)の立候補予定者による公開討論会(京都青年会議所主催)が3月16日、京都市内で行われ、「つなぐ京都2026」の藤井伸生氏と、現職の西脇隆俊氏、元参院議員の浜田聡氏が討論しました。藤井氏は、北陸新幹線延伸反対や中小企業への直接支援などを訴えました。

 「少子・高齢化」「観光と府民生活」「子育て・教育」「地域振興・経済政策」「北陸新幹線」の各テーマで政策を訴えました。

北陸新幹線延伸 西脇氏「国の動向注視」繰り返す

 北陸新幹線の京都延伸問題では、藤井候補は京都府内を通る巨大地下トンネルにより、地下水の枯渇などの懸念や、6000億円とも言われる費用負担などの問題を指摘し、「反対します」と表明。西脇氏は、「関西全体の発展にもつながる国家プロジェクト」だとし、施工上の課題については、国の動向などを「注視していく」と述べるだけで、従来のあいまいな態度を繰り返しました。

 「少子・高齢化」「子育て・教育」で、藤井氏は、「ちょっと待ってね」と言わなくて良い保育にしたい」とし、保育士の配置基準を府として拡充することや、通学費補助の拡充などを提案。

 西脇氏は、「子育て環境日本一は一丁目一番地」の政策だと述べましたが、子育ての「風土づくり」など抽象的な施策を述べるだけでした。藤井氏は、西脇氏の施策について、「子育て環境日本一と言うが、具体性に乏しいのではないか」と質問。西脇氏は、「府として先進的なことすすめて国の政策を動かしていく」などと述べましたが、具体的な施策は示しませんでした。

 「地域経済」では、藤井候補は、賃上げした企業に一人10万円の直接支援を行うことや、府の仕事に賃金の下限規定を設けるなどの施策を示し、「公契約条例をつくって中小企業を応援する。中小企業の収入が増えれば消費につながり、経済循環ができる」と強調。西脇氏は、中小企業への直接支援には背を向け、企業の「生産性を上げる」などと述べました。

 公開討論会の模様は動画配信されています。