土筆 3月に入って寒さが戻った感じでしたが、日曜日頃からはようやくポカポカの春本番。暖かくなった14日の伏見の新高瀬川の土手には、つくしんぼがニョキニョキと頭をもたげ始めました。
 つくしはトクサ属のスギナで地下茎が浅い地下に広がって、その胞子茎が地上に頭をもたげたのがつくしんぼ(筆先ににているから「土筆」:スギナに付いてくるから「付く子」:幾重もの袴で継いでいるように見えるから「継く子」とも)。昔はスギナ(杉菜)や甘菜、蕎麦菜、胡麻菜、西洋油菜や蔓菜など菜の付く草からビタミンなどの栄養をとっていたと言われています。 
 さっそくお母さんと子ども二人がレジ袋をもってつくしんぼを見つけて摘んでいました。(仲野良典)
「さは摘みし土筆の袴とる夜かな」小沢碧童