日本母親大会 第55回日本母親大会(同実行委員会主催)の分科会が26日、京都市北区の立命館大学で開催されました。
 2010年に行われるNPT再検討会議での核兵器廃絶について考えるシンポジウムには500人が参加。ブッシュ政権の対テロ戦争に抗議したアン・ライト元陸軍大佐が、「日本の非核三原則、憲法9条を守って、世界に広げてほしい」と呼びかけました。ライト氏は、オバマ米大統領による核兵器削減をめざすとした演説は評価できるとした一方で、アフガニスタンへの米軍を増派したことは誤りだと批判。「日本は憲法9条を高く掲げて国際平和をリードしてほしい」と話しました。
 同大学国際平和ミュージアムの安斎育郎名誉館長、韓国のパク・チョンウン参与連帯政策部長、新日本婦人の会の高田公子会長が平和の取り組みについて紹介しました。
 4年前に広島で被爆した母親を亡くした渡橋厚子さん(56)は、「今日の話を聞いて、核のない世界を実現させるためにこれからも運動をがんばろうと勇気付けられました」と話していました。