こくた恵二 野党4党が共同で提出したタクシー事業への新規参入や増車規制を強化する「道路運送法改正案」についての報告会(日本共産党京都府委員会主催)が6日、京都市南区の六孫王会館で行われ、こくた恵二衆院議員・国対委員長がタクシー利用者の安全や運転手の労働条件改善などを訴えました。
 30人のタクシー運転手らを前にこくた氏は、タクシーの供給過剰が進み、利用者の安全低下や運転手の労働条件が悪化したのは2002年の道路運送法改悪で需給調整を撤廃した規制緩和が原因と指摘。「タクシー運転手は命を預かる仕事。安全のために増車を規制するとともに過度な運賃競争をなくし、適正な運賃制度に改善すべき」と訴えました。
 参加者からは「タクシー会社が労働基準法を守っているのか調査してほしい」「運転手が食べていけない、暮らせない給料を出す会社はタクシー事業をやめるべき」「月給20万円もなく生活が苦しい。医療費が払えないために病気になっても仕事を続けている者もいる」などの声が出されました。
 日本共産党の西脇郁子府議、山中渡京都市議、成宮まり子国政委員長が参加しました。