綴喜郡井手町議会は29日の臨時議会で「北朝鮮の核実験実施に対する抗議決議」を全会一致で可決しました。これは26日に開かれた議会運営委員会で、日本共産党の谷田みさお議員が「非核平和都市宣言」をしているまちにふさわしい内容で抗議決議をすることを提案して了承され、副議長(無所属)が提出したものです。(T)


全文
 さる5月25日、北朝鮮が国連決議等に反して、地下核実験を強行した。
 今回の北朝鮮の核実験、今年4月のミサイルの発射は、核廃絶と恒久平和を願う私たちの思いを踏みにじるものであり、国際社会の平和と安全に対する重大な脅威である。
 井手町議会において、昭和63年に、世界最初の被爆国民として、核兵器の恐ろしさ、被爆者のいまなお続く苦しみをかみしめ、この地球上に再び広島、長崎のあの惨禍を繰り返してはならないと世界の人々に訴え、日本国憲法に掲げられた恒久平和の理念を住民生活のなかに生かし、子々孫々継承するために、非核、平和都市宣言を決議した。
 よって、井手町議会は、今回の北朝鮮の核実験の強行は、住民生活の平和と安全を脅かし、重大な不安を与えるものであり、強く抗議するとともに遺憾の意を表明し、核実験を二度と強行しないことを強く求める。
 以上決議する。

平成21年5月29日

京都府井手町議会