3月半ばに「派遣切り」通告を受けた京都府内などに住む3人の労働者らが3月30日、勤務していたバッテリーフォークリフトの最大手「日本輸送機」(株)(本社・長岡京市)に対して、3人を直接雇用するように指導・助言・勧告を求め、職場のある滋賀県労働局に申告を行いました。
 3人は派遣会社「プレミアライン」から、日本輸送機滋賀事業所(安土町)へ派遣されていました。日本輸送機側から指揮・命令を受けていた偽装請負期間を含めて、それぞれ4年、8年、13年間に渡ってフォークリフト製造ラインで働いてきました。
 3人はJMIU(全日本金属情報機器労組)京滋地本の組合員で、当日は同労組の役員らも同行しました。
 労働局への申告の後、参加者は日本輸送機やプレミアラインを訪れ、日本輸送機が直接雇用するように求めました。
 派遣労働者たちは、「日本輸送機の正社員以上に働いてきたのに、こんな事で辞めさせられるのは絶対に許せない。何としても正社員になる」と決意を固めています。(細見)