雇用・労働問題を改善させようと活動する青年たちでつくる「伏見雇用ネット」は8日、伏見区のそうぞう館で「緊急労働相談会」と商店街を緊急アピールウォークに取り組みました。
 労働相談会には民間、公務員などの青年労働者や大学生など10人が訪れました。助言をしたのは、京都南法律事務所の毛利崇弁護士。相談会では、参加した青年みんなが自己紹介し、輪になって話し合いました。派遣切りや期間止めの状況や労働法などの法的手段の問題に加え、自分たち自身の運動とこれを支える運動が重要なことなどが提起されました。
 相談会後は京阪中書島駅から「大企業は社会的責任を果たせ!」「非正規解雇、中止せよ!」の横断幕を掲げて東大手筋までの各商店街をアピールウォークしました。青年らは「最低賃金を時給1000円に引き上げよ」「結婚や子育てしたくなる社会に変えよう」「大企業のもうけた内部留保を株主にまわすのでなく労働者にまわせ」など元気にシュプレヒコールをしながら行進しました。
 道行く人たちはチラシを受け取り、若者たちの行進に立ち止まって聞き入り拍手する人もありあたたかい励ましの声もかかりました。同ネット事務局の山根智史さんは「青年の輪を大きくしてさらに取り組んでいきたい」と決意を表明。日本共産党衆院京都3区の石村かず子候補も、駆け付けた若者たちを激励しました。(仲野良典)