帝国データバンクがこのほど発表した8月度の京都府の景気動向調査で、景気動向指数(DI、50が良・悪の分かれ目)は前月比1・5ポイント悪化の29・2で、調査開始(02年5月)以来初めて30ポイント台を下回るなど最低水準を更新しました。
 景気DIは5カ月連続で悪化。同社では、建築基準法改正、サブプライム問題、原油をはじめ諸材料の高騰、公共工事削減、市況の悪化によるデベロッパーの相次ぐ破たんにより、ほぼ全業種にわたって減速が進んでいると指摘し、「景気後退がいっそう色濃くなっている。景気回復は当面望めない」としています。