乙訓地域の地区労や社保協、医療生協などでつくる「後期高齢者医療制度の廃止を求める乙訓の会」が27日、「やめて!高齢者いじめ 乙訓大集会」をJRバンビオ広場(長岡京市)で開き、150人が参加しました。
 同会事務局長の川戸倉治さんは、街頭宣伝でビラを受け取った方から「後期高齢者医療制度は憲法25条に反する。あまりに問題があり過ぎるので見直さなければいけないと思う」というFAXが寄せられたことを紹介しながら、「後期高齢者医療制度は、憲法25条に反するだけでなく、13条の生命と自由、幸福を追求する権利と、14条の法の下の平等にも反する」と話しました。
 日本共産党の石村かず子京都3区代表は、ある老人会長が「以前、脳梗塞を起こした後しっかり治療できたが、今年の4月以降だったらしっかりリハビリを受けられるか不安。それにお金がない人から取るのはおかしい」という切実な声を紹介し、「後期高齢者医療制度に反対する野党4党の手をしっかり結んで、離さないことが大事。乙訓から大きな怒りののろしをあげましょう」と呼びかけました。
 集会後のパレードでは、「後期高齢者医療制度は廃止しよう」「差別医療制度は止めよ」などとシュプレヒコール。途中、スイミング帰りの少年らがコールに加わったり、バス停で待つ女性が「頑張って」と手を振るなど、共感を広げました。