京都府議会は22日、「海上自衛隊艦艇と漁船との衝突事故に関する意見書」を全会一致で可決しました。
 意見書は、「護衛艦の衝突前の回避行動や衝突後の対応をみると、自衛隊に対する国民の信頼を著しく損ねるもの」と指摘し、「京都府内には舞鶴基地があり、海上での安全航行上、漁業関係者や海運関係者はもとより多くの府民が大変不安に感じており、府民の安心・安全を確保する立場から極めて遺憾である」と抗議。国に対して、「救助活動に万全を期すとともに、事故原因の究明を徹底的に行い、二度とこのようなことが起こらないよう、実効ある安全対策を早期に講じられること」を強く要望しています。