福知山市立市民病院改築に端を発した市幹部職員の汚職事件で、真相究明を求める市民集会が19日、同市厚生会館で開かれました。福知山地労協、市職組、市民病院労組、府職労福知山支部、母親連絡会が呼びかけたもので、市民180人が参加し、不祥事への怒り、全容の公開を求める声が上りました。
 奥井正美地労協議長はあいさつで、「真実を市民の前に明らかにせよ」「身を削る思いで払ってきた税金を大切に使ってほしい」など、市民から寄せられている声を紹介。市職員組合、医労連はこれまでの経過を振り返り、市の対応などを報告しました。
 参加した市民からは、「市長や副市長が自らが責任を取るべき。処分が甘いのではないか」「住民監査請求でもしないとだめではないのか」「不況で大変な中で市税がなかなか払えないと見せしめのように差し押さえをする市が、税金を使った工事で汚職が起こるのは許せない」など、怒りの声が出されました。
 集会では、真相究明のための組織を立ち上げ、署名運動を呼びかけることを決めました。