結成4年目を迎えた「憲法九条を守る木幡・六地蔵の会」(代表・志岐常正、伊佐清美)は20日、「今年も平和憲法でいこう―憲法九条を守る木幡・六地蔵の会新春のつどい」を宇治市の木幡地域福祉センターで開催しました。
 戦争遺跡を考える会の磯崎三郎さんが、「東宇治の戦争遺跡」と題して講演。京大宇治キャンパス内に現存する赤レンガ造りの元弾薬庫や許波多神社(黄檗)の鳥居跡、旧国鉄からの爆薬工場への引込線などの身近な地域に残された戦跡紹介から1937年8月の宇治火薬製造所の爆発事故などについて語り、戦争遺跡を後世に伝え、2度と戦争をしない国をつくることへの思いを強調しました。
 青年平和サークル「憲ぽっぽ」が沖縄民舞エイサーと青年平和ツアーで靖国神社を訪れた様子を報告しました。
 つどいでは、昨年12月に東京で行われた九条の会全国交流集会の報告や4月に宇治市で開かれる「悪魔の飽食」をうたう平和合唱団の訴えと合唱などが披露されました。参加者からは、「憲法九条を守るだけとちがって、生かすことが大切だ」「九条を守ることに命をかける」など意気込みがあふれ、今年も元気に九条を地域で守り生かす活動を広げていこうと誓い会いました。(帆足慶子)