今年で31回を迎えた京都古書研究会主催の「古本供養と青空古本市」が左京区の百万遍知恩寺で開催され、初日から大勢の人で賑わっています。南門から法然上人の木像が安置されている本堂までの広い境内いっぱいに主催団体に加盟する20店舗が立ち並んでいます。古書店が古本屋の元祖とあがめている江戸中期の中野道伴ではないかと言われている墓が同寺で発見されて以降、古本供養が始められ供養に訪れる人を目当てに「古本市」が始められたと伝えられています。
 両手に満杯のレジ袋を持った地元の大学院生は「文学関係の本を30冊ちょっと買いました。4000円程度かなァ」とお買い得した明るい様子で重たそうにはこんでいました。11月4日まで。(仲野良典)