京都に生まれ育ち、児童文学やヤングアダルトの分野で、思春期の少年少女を書き続けている砂岸あろが、このほど、京都の地蔵盆を舞台に、切ない恋を描いた『ほおずきの夜』(四六判、60ページ。白馬社)を出版しました。
 物語は、主人公の七緒(小学6年生)が、昨年、水の事故で亡くなった同級生の涼太と待ち合わせて、地蔵盆の縁日に出かけるというファンタジー。地蔵盆の幻想的な世界と心に生きる忘れられない思い出が交錯する内容です。
 
 京都の主な書店、山科区近辺の書店で販売。定価(本体1500円+税)。
 白馬社TEL075・611・7855。