参院選公示(12日)を前に、京都選挙区に立候補を予定している自民党・西田昌司氏(前府議)と民主党・松井孝治氏(参院議員)が公開討論会などで「明治憲法に戻って改正」(西田氏)、「憲法9条も手を加える」(松井氏)などと改憲を競い合っています。
 西田氏は「今の憲法を廃棄すべき。もともと今の憲法自身が憲法としての資格があるのか。憲法を廃棄すると、元の憲法が戻るわけだから、明治憲法に戻ってそこから改正になっていくと思う」(6月27日、京都市中京区区内のホテルで開かれた「参議院議員選挙京都選挙区公開討論会」=経済人クラブなど主催)と発言しました。
 また、松井氏は「やはり(憲法)9条についても手を加える」(05年4月23日発行のメルマガ)と主張し、「(憲法)前文でも改正しなければいけない点は多々ある」(6月27日の「公開討論会」)とのべました。
 これに対し、日本共産党の成宮まり子候補は「いま、安倍首相は、アメリカとともに海外で戦争する国を本気でつくろうとしています。先の日本の戦争を『正しかった』という人たちが憲法を変えるなんて、こんな怖いことはありません。『子どもの未来に戦争あかん』、私は母親として憲法9条を絶対に守り抜きます」と訴えています。
(詳しくは「週刊しんぶん京都民報」7月8日付で報道しています)