京田辺市でこの間、子どもの医療費を通院も無料にと署名運動に取り組んできた「京田辺子育てネットワーク」は26日、石井明三京田辺市長に、第一次集約分として約900人分の署名を手渡して、懇談しました。
 この場には小さい子を持つお母さんたちも参加して、市長に、「3カ月前に双子の子がインフルエンザにかかりました。最初は一人だけどすぐにもう一人の子にもうつり、その後もそれぞれに気管支炎や中耳炎が残って長びきました。無料のうちは気軽に病院に行けたが、治療費の明細書を見てこれを全部払うとなると大変だと感じました。ぜひ、通院も無料にしてほしい。」、「上の子が5才なので、そろそろ医療費がかさむと心配。市長と懇談できると聞いて幼稚園の知り合いにも話を聞いたが、風邪をひいたら兄弟で順番にかかっていく、アレルギーなどで長期に治療を受ける必要のある子もいるなど、医療費助成を広げてほしいという声が多い。」と切実な願いを訴えました。
 市長は懇談の中で「(通院も小学校卒業まで無料にということは)ダメとか無理ということは言っていない。前向きに考えていく。ただ、医療費助成だけではない。どういう実態なのか勉強しながら、みなさんの声を聞きながら、いろんな形で子育て支援を前に進めていきたい。必要なものはしていくべきと思っている」と述べました。
 要望署名の提出、懇談の場には、日本共産党京田辺市議団から水野恭子、増富理津子両議員も参加しました。(京田辺市 青木綱次郎)