NHKが19日報じたところによると、自民党の中川泰宏衆院議員(京都4区)が、南丹市の自宅の建物にかかる固定資産税を18年間にわたって納めていなかったことが分かりました。中川議員は課税に応じるとしています。
 中川議員は南丹市に、のべ390平方メートルの2階建ての自宅1棟と、いずれも3階建ての事務所2棟の合わせて3つの建物を所有。同市は、自宅の建物が不動産登記されていなかったため、固定資産税の課税対象と気づかず、自宅が登記された一昨年12月になって初めて、3つの建物について固定資産税の納付の有無について調査しました。
 その結果、自宅については18年間、2つの事務所は27年間と8年間にわたって固定資産税が納められず、その額は合わせて約450万円に上ることが分かりました。同市は中川議員に課税通知書を送り、固定資産税の納付を求めました。
 中川議員はニュースの中のコメントで、「自宅については自治体から課税されれば固定資産税を払うつもりだった」「事務所については、工事中なので納める必要がないという見解を自治体側から示されていたが、今回工事をいったん終えて、税金を納めることにした」と話しています。
 中川議員は、旧八木町議を経て、92年から02年まで旧八木町長を務めました。05年9月の総選挙で自民党から立候補し、初当選しました。