昨年4月、大阪高裁控訴審で過労死と認定された中居和好さんの裁判記録集「あきらめたらあかん 大日本印刷中居過労死裁判16年の記録」(中居さんの過労死裁判を支援する会)がこのほど完成しました(写真)。
 同裁判は、90年に職場で倒れ死亡した、大日本印刷労働者の中居和好さん(当時54歳)の妻・百合子さんが「夫の死は過労死」と労災認定を求めて97年の京都地裁提訴からたたかわれたもの。地裁判決(02年)では敗訴しましたが、大阪高裁の控訴審では、長時間労働と重労働性、深夜勤を含む交替勤務などを重く見て地裁判決を取り消し、過労死と認定しました。 記録集では、百合子さんをはじめ、同裁判をともにたたかった京都職対連や大日本印刷の労働者、西右京地区労、弁護団からのメッセージ、高裁判決などが収められています。問い合わせ先は、京都職対連TEL075・803・2004。